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みなさんこんにちは
ランニングシューズマイスターのユウヤです(@shoesmeister)
ありがたいことに
おすすめランニングシューズシリーズの短距離選手編がGoogleで検索上位に入ってます!
読んでくださった皆さん本当にありがとうございます!
長距離ランナー向けのシューズ紹介は多いけど、なかなか短距離選手向けの紹介記事は少ないですよね
ここでは短距離選手のアップシューズとしておすすめできるシューズを10足厳選して紹介していきます。
少しでも多くのスプリンターのシューズ選びのお役に立てればと思います!
目次
- 1 短距離用のランニングシューズに必要な要素
- 2 ①フラットソールとミッドソールの硬さが反発力と推進力を生み出す MIZUNO ウエーブソニック
- 3 ②絶妙なフィット性と軽量性で速い回転をサポート New Balance HANZO V2 R
- 4 ③スピードライバルからフルリニューアルした部活生の相棒 トラックでも坂でもガンガン使える NIKE ズームライバルフライ
- 5 ④低屈曲性により足全体でプッシュできる! グリップ性と安定性も高い傑作品 asics ターサージール6
- 6 ⑤スプリンターなら1足は持っていて損はない! トレーニングシューズMIZUNO レーシングスター・asics ウインドスプリント
- 7 ⑥冬季でなくても使いやすい 編集長激推しの一足 MIZUNO ビルトトレーナー2
- 8 ⑦高屈曲性でもその安定性とフィット性からトップスプリンターも愛用 MIZUNO ウエーブエンペラー3
- 9 ⑧この反発性がスプリントドリルにピッタリ NIKE エアズームペガサス35
- 10 ⑨ガンガン使い込む部活生のために作られたトレーニング用シューズ adidas アディゼロ RC
- 11 ⑩フラットソールと屈曲性とクッション性のバランスが良く短距離初心者に優しいモデル asics ゲルフェザーグライド4
短距離用のランニングシューズに必要な要素
①地面を最大出力で押した時にしっかり推進力に置き換えるためのミッドソールの反発性と硬さ
②フォア〜フラットな接地をサポートするフラットソール
③後足部のブレを抑えるヒールカウンターの足入れ
④回転力を上げるための軽さ
現役短距離選手である編集長がシューズを選ぶ時のポイントが以上です
基本的に優先順位は①からですが、自分の動きでどの要素が最も必要なのかを考えて選べると良いですね
更に細かく言えばスピードトレーニングなのかジャンプトレーニングかで少し用途も変わってきますが、まずは最低限必要な要素で考えましょう!
一番良くないのが
ただ軽いから
アウトソールがボコボコしていてグリップが良さそうだから
など・・・
短距離選手にとってはやはりトラックで使うスパイク選びに注目が集まりますが、アップやドリル、坂ダッシュなどは基本的にランニングシューズで行いますので、短距離選手特有の動きにあったシューズが良いですよね!
①フラットソールとミッドソールの硬さが反発力と推進力を生み出す MIZUNO ウエーブソニック
https://step-japan.jp/sports/
このシューズこそ短距離選手に向けたシューズなのではないか!
低ドロップのフラットな作りと低屈曲性のミッドソールによりフラット接地と地面をしっかり押す走りができるのがこのシューズの大きな特徴で、短距離では前足部から中足部(内側縦アーチ付近)にかけて着くのがフラット接地と言いますが、この接地よりアキレス腱及び下腿三頭筋が引き伸ばされその伸張反射により爆発的な蹴り出しができるようになります。また、アーチの頂上でしっかりプッシュすることで、足部から頭部にかけて1本の軸となって大きな推進力を得ることができます。
ウエーブソニックは短距離のフラット接地をサポートする最高の1足だと思います
・練習場所がトラック以外に校庭やアスファルトが多い部活性
・軸づくりをしたい短距離初心者
②絶妙なフィット性と軽量性で速い回転をサポート New Balance HANZO V2 R
https://step-japan.jp/sports/
ミムラボとの共同開発で新しく生まれ変わったHANZOシリーズのR
なぜRかといいますと、より軽いSはミッドソールが少し柔らかく高屈曲性のため、短距離の動きとしては比較的硬くて低屈曲性の蹴り出しやすいソールが有効なので、Rを選びました。
単独記事にも書きましたが、この新しいHANZOは他のシューズの追随を許さない絶妙なフィット性があります。
中足部から後足部をホールドしてもらった上で前足部がフリーであるため、足趾の機能も十分に活かせます。
そしてオススメシューズの中では最も軽いです
ドリルや流しなどで回転を上げていきたいという人にはHANZOがオススメですね!
・足幅が狭くて甲が高い人
・フィット性を重視したい人
・アーチサポートが少ないので土踏まずがしっかりある人
③スピードライバルからフルリニューアルした部活生の相棒
トラックでも坂でもガンガン使える NIKE ズームライバルフライ
https://step-japan.jp/sports/
NIKEの中でも最も使用者を選ばない万能モデルとしてトップスプリンターから初心者まで多くの人が愛用している傑作品であったズームスピードライバルからフルリニューアルして登場したモデル!
ラバーのグリップ性が上がったフラットアウトソールで更にスピードが出しやすくなりましたが、ミッドソールのクッション性もあるため、坂ダッシュやタータンなどでも足の負荷が抑えられます。
大きな進化としてはヒール部分がペガサス35と同様の形状になり、アキレス腱へのストレスを軽減してくれます。
アッパーの新メッシュ素材と軽量かつ高反発なからクッション性も高いミッドソールでドリルからスピード練習までオールラウンドにこなせます
アウトソールの耐久性も高く部活でガンガン使えるシューズです!
この機能で1万円を切るのはコスパ良すぎます!
1足買っておいて絶対損はないです
・場所を選ばずガンガン使って行きたい人
・フラットタイプが良いけどまだ足への負荷に不安がある人
④低屈曲性により足全体でプッシュできる! グリップ性と安定性も高い傑作品 asics ターサージール6
https://step-japan.jp/sports/
言わずと知れたアシックスの傑作品
低屈曲性により前方への荷重時に足部がベチャッと潰れずに蹴り出せます
アーチサポートがしっかりしており、自然と前方への荷重をしてくれます。
軽量で非常に安定性も高い作りなので、接地時のブレが少ないです
これはドリルなどで接地した時にブレやすい人には動きを矯正できるのでおすすめです
アウトソールのグリップ性の良さもありトラックや校庭でも滑りにくいので力をしっかり地面に伝えられます。
・ミッドソールの硬さを利用してしっかり蹴りたい人
・接地時に足がブレやすい人
・足幅が狭く甲が高い人
⑤スプリンターなら1足は持っていて損はない! トレーニングシューズMIZUNO レーシングスター・asics ウインドスプリント
https://step-japan.jp/sports/
スパイクに近い感覚を得られる「スプリント用シューズ」
レーシングスターもウインドスプリントもフラットタイプの作りですが、ウインドスプリントの方が比較的レーシングスターよりも前足部の反り上がりがあり、フォアフット〜フラットな接地がしやすく下腿後面の伸張反射が得やすい作りになっています。
他のシューズは低屈曲性とは言えある程度は屈曲できますが、トレーニングシューズは屈曲性がほとんどないので、ロスがなくスピードがでますが、負荷は少し大きいです。
アーチ補正もないので、扁平足の人や開張足の人は足底を痛めやすいので、足部のトレーニングも必要です。
ジャンプ系トレーニングなどもガッツリやりたいという人は少しクッション性もあるシューズを併用して使用することをオススメします。
シーズンが始まる前のスピードを出していく頃にバカ売れする商品の一つですね
ウインドスプリントはベルトタイプで少し甲が低めにできているので、圧迫感が強い人はレーシングスターを選ぶと良いと思います。
・負荷を抑えてのスピードトレーニングがしたい人
・フラット接地による軸と伸張反射で推進力を出していきたい人
⑥冬季でなくても使いやすい 編集長激推しの一足 MIZUNO ビルトトレーナー2
https://step-japan.jp/sports/
編集長が大好きなシューズの1つ
冬季練習中に使っている選手が多く、トレーニングシューズだけあってこの10選の中ではもっとも重さがありますが、実際履いてみるとそこまで重さは感じません。
もう少し軽い物が良いという人はレーシングスターやウインドスプリントを選ぶと良いと思います。
ヒールカウンターのフィット性がとても良く素材がなめらかなのでスパイクに近い感覚もあります
アウトソールはタータン向けのためG3ソールのようなグリップ性能はないですが、そんなに気にはならないです。
フラットタイプの作りであるため、反発力が良く短距離、跳躍系の種目の選手には大人気の商品ですね!
・冬季練習でガンガン使い込みたい人
⑦高屈曲性でもその安定性とフィット性からトップスプリンターも愛用
MIZUNO ウエーブエンペラー3
https://step-japan.jp/sports/
高屈曲性なので、ミッドソールの硬さを利用した蹴り出しは難しいですが、安定性と軽量性が高いレベルで備わったモデル
特に特有のアーチサポートベルトが舟状骨と立方骨を引き上げてくれるので、接地時の過剰な回内や回外を抑えてブレのない動きをサポートしてくれます。
この機能はこのウエーブエンペラー3にしかないですね!
後足部の安定感があるだけで余計な筋収縮もしないので、蹴り出す力も上がります
スピードトレーニングでも安心して使うことができる怪我をしないシューズですね
・ブレを少なくして走りたい人
・後足部の安心感が欲しい人
・怪我を防ぎたい人(捻挫しやすい人など)
・足幅が狭く甲が高い人
⑧この反発性がスプリントドリルにピッタリ NIKE エアズームペガサス35
https://step-japan.jp/sports/
スプリンターでNIKEを愛用する人はこのペガサス35を好んで使う方も多いです
特徴は自然と前に進める重心移動のしやすさとミッドソールの硬さによる反発性の高さ
高屈曲性に位置づけられているシューズですが、履いてみるとミッドソールは硬くトレーニングシューズと同じようにスピードも出しやすく、反発性は抜群です(若干重さはありますが・・・)
後足部のカウンターが他のシューズよりも少し鋭角に作られており、前足部も全体的に足囲は小さめにできているため、少し履き手を選んでしまうかもしれませんが、バウンディングやドリルでその反発に驚くこと間違いなしです。めっちゃ弾めます!
・足幅が狭く甲が低い人
・開張足でない人(少し下からの突き上げ感が強いので)
⑨ガンガン使い込む部活生のために作られたトレーニング用シューズ adidas アディゼロ RC
https://step-japan.jp/sports/
低屈曲性なので最初は結構硬く感じる人もいるかも知れませんが、弾むように進む感覚を得られます。
特にこれはバウンディングやプライオメトリックトレーニングで良い感覚を得やすいですね。
BOOSTを使っていないので、逆に沈み込むような心配がないので、短距離のような接地の仕方をする人にも使いやすいです。
アッパーの耐久性もいいので、部活性が練習でガンガン使い込んでくれることを願って作られたモデルです。
・1足で練習やアップをしていきたい人
・足幅が広く甲が低い人
・ロングスプリントや800mと併用している人
⑩フラットソールと屈曲性とクッション性のバランスが良く短距離初心者に優しいモデル asics ゲルフェザーグライド4
https://step-japan.jp/sports/
比較的中足骨部周囲の面積が広く作られているため、縦アーチ頂上での接地による軸づくりをサポートしやすいシューズになっています。
ミッドソールは中足部から後足部にかけて硬く、ターサージールと同様に屈曲性が低いので、スピードは出しやすいです。
ヒールカウンターの足入れはとても良いので、短距離初心者にも使いやすいモデルだと思います。
・足幅が狭く甲が高い人
・短距離初心者
・硬さと軽さとクッション性のバランスの良さを重視したい人
現役短距離選手であり理学療法士、シューズフィッティングアドバイザーの編集長が多くの選手やシューズを見てきて10種類選んでみましたが、短距離選手用のシューズはフィルターを大きくかければそれほど必要な要素は多くはないです。(もっと向いているシューズもあるかもしれません)
1足ですべてのトレーニングや動きを網羅できるスーパーシューズは存在しませんが、最低限必要な要素をもったシューズを使用することで良い動きに繋がったり怪我を防ぐことができると思いますので、是非参考にしてみてください。
そしていつも言っていることですが・・・
これらのシューズが良いなと思ったら
是非お近くのショップに試し履きに行って下さい!
足の大きさや長さ、感覚などは十人十色
実際に履いてみないとわからないことがたくさんあります
「これが良いと言われた」「これ良さそうだなぁ」と思って試し履きしないで買って履いてみたら全然思っていたよりも違ったなんてことは結構多いです。
返品すれば問題ないこともありますが、そんな面倒なことするなら、是非一瞬でもショップに行って自分で履いた感覚を確かめてくださいね。
商品リンクは貼りましたが、あくまで金額や詳細などの参考までに
もし自分に合ったシューズがわからないという方はお問い合わせください
あなたの動作、足部、競技に合わせたシューズのフィッティングをお手伝いします
最後までお読みいただきありがとうございます