身体のプロが選ぶ 安いけど使いやすい 初心者向けおすすめランニングシューズ

スポンサーリンク

みなさんこんにちは
ランニングシューズマイスターのユウヤです(@shoesmeister

最近は多くの方からシューズの相談を受けるのですが、その中でも多いのが

機能がそこそこあって安く買えるシューズ

コスパの良いシューズ

初心者でも手が出しやすいシューズ

なんとなくわかりますその気持ち…
ただ安くて欲しい機能がないシューズより、機能的にも使いやすくて金額的にも手が出しやすいシューズとかの方が長く使えますよね。
今回は初心者が使いやすい機能が備わっていて、金額的にも手が出しやすいコスパの良いランニングシューズを、理学療法士、シューフィッター、現役陸上競技選手の3つの視点から選んで紹介したいと思います。

安いランニングシューズでも最低限必要な要素

ヒールカウンターのフィット性が良い

ランニングシューズを選ぶときの最も大事な要素は後足部(ヒールカウンター)のフィット性です。
どんなに安いシューズでも高いシューズでもヒールカウンターと自分の足が合わなければ確実にブレます。
特に初心者であれば接地時の距骨下関節のブレがそのまま下肢全体のブレに繋がるので、腸脛靭帯炎などになりやすいです。
これを確認するためには、試し履きするときに必ず踵から合わせてシューズを履くこと!
つま先トントンで履いたら間違いなくフィットしませんし、ソールと自身の踵の接地タイミングがずれてしまい、スムーズな重心移動ができません。
ランニングの始めたてで悪い動きの癖はつけたくないですよね・・・

ヒールカウンターのフィット性の良さでいえばアシックスが定評です。
ミズノやニューバランスももちろんフィット性の高いものが多いですが、アシックスのランニングの後足部のハマりの良さは抜群に感じます。

ソールの屈曲性が高い

主にミッドソールの硬さのことですが、これはシューズの反発性に関わってきます。
硬ければそのしなりを活かした反力でスピードが出やすいですが、体幹や下肢(特にハムストリングスや腓骨筋)が弱いと蹴り出せず外側にブレてしまいます。
屈曲性が高ければその負荷は抑えられるので、反発性は低いですがブレにくいです。

ドロップが高い

ドロップとはシューズの後足部(踵)の部分の高さと前足部(つま先部分)部分の高さの高低差のことですね。
走るための筋肉や運動感覚がまだ不十分な初心者ランナーはどうしても体重移動がスムーズにいかないので、ドロップが高いことで自然に体重移動をさせることが可能です。
もちろん立脚時間(接地時間)が長いので関節への負担もかかりやすい上、スピードは出しにくいので、トレーニングを重ねて筋力がしっかりついてきたら変えていっても良いでしょう!

上から優先的に考えていく要素ですが、初めてランニングシューズを買う人でもまずは気にしてほしいポイントです。

屈曲性も良く後足部のフィット性抜群のアシックス傑作品の一つ!
ライトレーサー(asics)

シューズ選びで迷ったら最初にオススメするであろうライトレーサーts7。
アシックスの最大の売りの一つであるヒールカウンターのハマりの良さ。後足部の安定性が高く接地時のブレを抑えてくれます。
グリップ性も良く軽量なレーシングタイプなので、短距離でも長距離でもどちらでも使いやすい万能シューズです。
こんなシューズが10000円以下なら買いだと思います!

走るのがめっちゃ楽しくなる! アシックス ライトレーサーTS7「評価・レビュー」

2018.08.15

勝手に前に進むくらい体重移動が軽い!
オデッセイリアクト2フライニット(NIKE)

ドロップが高く自然と進んでいく感覚がとても気持ちのいいオデッセイリアクト。
安定性とクッション性、乗り心地、フィット性が高い次元でバランスが取れており、“ふわ、かる、びよーん”な感覚は一度履くと病みつきになります。
中足部から後足部にかけてのアッパーやヒールカウンターがしっかりしているため、フィット性が高い上耐久性もあるので、比較的長く使いやすいです。
だいぶ店頭価格も落ちてきたので、10000円以下で買うことも可能になってきたので、サイズが合えば是非1足持っていても損はないと思います。

軽量性・耐久性・グリップ性のバランスの良さが部活生に人気
アディゼロRC2(adidas)

多くの部活性が履いているアディゼロRC。軽量なのに耐久性があり練習でガンガン使えるのが売りですね。
おすすめするシューズの中ではややソールは硬く、ラストも細めですが、短距離を始めた人にとってはフィット性が高く使いやすいですね。
アウトソールのグリップ性も高いので、公園やタータンでもしっかり地面を掴んでくれます。
旧モデルよりもややドロップも高くなり体重移動もよりスムーズになり、中足部のシャンクが捻れを抑えてくれるため、足部が緩い人にとっては使いやすいかと思います。

こんなシューズを待っていた! 初心者も快適なランニングを
EVORIDE(asics)

昨年注目された「METARIDE」「GLIDERIDE」と同じくできるだけ長い時間走り続けられるようにランナーを支えるを目的に作られたシューズ。
ガイドソールと呼ばれる独自のアウトソールの構造が重心の前方移動に必要な力を抑え、更に上半身重心を前方に維持しやすくなるので、腰が反りづらく、ランニング初心者でありがちな“走っていてだんだん腰が痛くなる”という状態を抑えられます。
後半疲れてきて無理やり前方に荷重移動させようとすると上半身だけ後方に残って反りやすくなりやすいので、これはめっちゃ良いです。
楽に推進できる感じは本当に気持ちがいいし、走るのが苦手だという人にとっても走るのがめっちゃ楽しくなるシューズです。
METARIDEもGLIDERIDEも値段的に少し手が出しにくかったのですが、10000円まで定価を抑えての売出しなので、これを待っていた人も多いことでしょう。

軽くて柔らかいクッショニングで足当たりが優しい一足
FRESH FOAM BEACON(New Balance)

クッション性が高くて非常に軽いミッドソールは屈曲性が高く、体幹や下肢の筋力が弱い初心者でも接地時にブレにくく怪我のリスクが少ないです。
アウトソールがどの部位でも屈曲がしやすい作りのため、どんな足部の形状でも屈曲部位と関節の位置が合わないということがないのが特徴。前足部の反り返りがやや大きいことでスムーズな重心移動に加え、自然と蹴り出しを生み出してくれます(この反り返りはシューレースの結び方で更に調整できます)
まずは怪我せずゆっくり走りたいという人にはオススメの1足です。

短距離を始めた部活生に最適な1足!
ウエーブソニック2(MIZUNO)

短距離を始めたばかりの学生に最もオススメしているシューズ。
フラットソールのタイプでこんな安価に買えるシューズは他にないかもしれない。
フラットソールのため反力をしっかりもらえるように練習ができるシューズで、しっかりと下肢を1本の軸として接地することができないとスピードは出にくいです。
このシューズで速く走れるようになったらスパイクを履いても良い結果が出るでしょう。
ソニックに慣れてきたらレーシングスターなどに替えていっても良いと思いますよ。

短距離選手のためのシューズについてはこちらも読んでみてください。
身体のプロが選ぶ 短距離選手向けランニングシューズ10選

最近はランニングシューズの進化が早いですね。
リサーチしていくうちにより良いランニングシューズもたくさん出てくるでしょう。
より速く、より楽に、ランナーの想いに応えるメーカーさんの日々の努力にはいつも尊敬の念ばかりです。

これらのシューズが良いなと思ったら

是非お近くのショップに試し履きに行って下さい!

足の大きさや長さ、感覚などは十人十色
実際に履いてみないとわからないことがたくさんあります
「これが良いと言われた」「これ良さそうだなぁ」と思って試し履きしないで買って履いてみたら全然思っていたよりも違ったなんてことは結構多いです。
返品すれば問題ないこともありますが、そんな面倒なことするなら、是非一瞬でもショップに行って自分で履いた感覚を確かめてくださいね。
商品リンクは貼りましたが、あくまで金額や詳細などの参考までに
もし自分に合ったシューズがわからないという方はお問い合わせください
あなたの動作、足部、競技に合わせたシューズのフィッティングや選択をお手伝いします

最後までお読みいただきありがとうございます

スポンサーリンク

ABOUTこの記事をかいた人

理学療法士、トレーナー、インソール/ランニングシューズマイスター 自身の陸上競技経験とランニングシューズオタクの知識、理学療法士としての医学的知識を活かして、出張でのオーダーメイドインソールの作成やランニングシューズの選び方、履き方について指導。年間200足以上のインソール作成やセミナー講師など大きく活動の幅を拡大中。