身体のプロが選ぶ ランナー・陸上選手の為のケアアイテム

スポンサーリンク

みなさんこんにちは
ランニングシューズマイスターのユウヤです(@shoesmeister

練習や大会が続くシーズン、みなさん身体のケアはできていますか?

練習でもレースでもベストコンディションで臨むには毎日のケアが大事になります。
しかし今世の中にはコンディショニンググッズ、ケアアイテムが山ほどあるので悩みますよね??

正直どれを選んだらいいのかわからない・・・

とりあえずみんな使ってるから買うか・・・
(流行りのものを購入はしてみる)

よくわからないからたまに使えばいいか・・・
(使い方やタイミング、なんのために使うのかわからず適当になる)

気づいたら使わず・・・

これめっちゃ勿体ないですけど、ありがちですよね・・・
もちろんラフに使えるものなので、毎日神経質に使う必要はありませんが、折角購入したのだから有効に活用したいですよね

実は、どんなケアが必要なのか、そのケアが何に繋がるのかを理解できれば選ぶグッズはだいぶ絞ることができます。

この記事では、理学療法士として多くのランナーや陸上競技選手の治療をしてきた筆者がおすすめするコンディショニンググッズを紹介します。
もちろん紹介するにあたってそのなぜなんで?やどんな人に必要なのかも説明していきますので、自分がなにを買うべきなのかが分かるようになりますよ。

1本持っていて損はない! ストレッチポール

これコンディショニングツールとして最強なんじゃないかと個人的に思っている商品です
脊柱のアライメントの修正、コアの活性化、正中感覚の再学習、リラクゼーション
トレーニングにもケアにも使える万能なアイテムです。
ベーシックセブンと呼ばれる7種類の運動をするだけでも余計な筋緊張が落ち、自然とコアが発火しやすくなるため、四肢の運動がよりスムーズになります。
ウォーミングアップにもクールダウンにも、レース間のケアにも有効です。

ランナーや陸上競技選手でなくとも、体幹の柔軟性や胸郭の動きは重要であるが、なかなかストレッチだけではアプローチが難しいですが、ストレッチポールでは即時的に変化させることが可能です。

伊藤らは、ベーシックセブンは即時的に 体幹の柔軟性を改善、即時的に胸郭のスティッフネスを低下させると述べている。(ストレッチポールを用いたベーシックセブンが健常者の体幹柔軟性および胸郭スティッフネスに及ぼす即時効果

是非LPNの正規品を選ぶことを強くオススメします。
硬さや耐久性が他のものと段違いです。

女性にも使いやすいMXという少し柔らかいタイプもあります。

もしレース前に使いたい方はハーフポールであれば持ち運びもしやすいのでオススメです。

滑走を改善させ動きをスムーズに! フロスバンド

筋膜(ファシア)リリースなんて言葉は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
この筋膜の滑走性が悪いと筋肉の動きは悪くなり、出力不足や可動域制限に繋がります。

フロスバンドというゴムバンドを巻いて圧迫した状態で他動運動、自動運動を行う事でファシアの滑走性を改善させ、可動域拡大や出力向上、血流改善による疲労物質の蓄積の改善に繋げます。
まだエビデンスが低いとは言われていますが、筆者の整形外科クリニックにて超音波画像で前後の筋肉、筋膜、皮下組織の滑走性の変化を実証できているので、自信を持っておすすめできます。
今まで徒手でしかできなかったものがセルフケアできるようになれば、毎日のコンディションはより良くなるはずです。
ドリルなどを行う前にウォーミングアップとして使ってみても変化は感じやすいです
サンクトバンド様のコンプレフロスが最も使いやすいものかなと思うので、是非チェックしてみて下さい!

コンプレフロスのHPはこちらから

再現性のある筋肉サポートテープ パワーテープ

ファイテンのパワーテープを貼っている人は多いのではないでしょうか?

紹介するのは理学療法士が監修して作ったファイテン パワーテープX30キネティックアクトモデル

私もお世話になっている理学療法士の方が運動学的な視点を持って開発に携わり、このような三角形の形になりました。
どうしても身体には使いやすい部分、動かしづらい部分が出てきますが、これはその部分に貼ることで運動方向をサポート、または抑制することができます。
これは随意的にはコントロールできない部分を補うオススメのテープです。
個人的に無意識下で動きや身体を変えるデバイスが最強だと考えていますので、インソールやシューズだけでなくテーピングやこのパワーテープも選手のコンディションを無意識下でサポートできます。

キネシオテーピングでも良いじゃないかという声も聞こえてきそうですが、キネシオテーピングはどうしても貼る人によって技術の差がでる上、テンションも変わってきていまいますが、パワーテープは誰が貼っても同じ効果が出るので再現性も高いです。

立方骨の引き上げには最適 青竹踏み

足元のコンディショニングがケガの予防に大きな効果を発揮するというのは、インソールを入れている方は特に実感されていることかと思います。

毎日の練習の疲労で足部のアーチが落ちることでパフォーマンスは落ちてきてしまいます。
そのアーチのキーストーンなのが立方骨と舟状骨です
特に立方骨が落ちると下肢全体の機能不全が顕著に起こります。

日々のコンディショニングとして青竹踏みはめちゃくちゃ良いです

とにかくすぐ出来るし簡単!

踏めば良いんだもん!

これだけで落ちた立方骨を引き上げ腓骨筋や外側ハムスト、多裂筋までしっかり機能が戻るので、片脚立位や蹴り出しも格段に良くなります!

あれ、グリッドは良くないの?

陸上競技に限らずかもしれませんが、めちゃくちゃ使っている人の多いGRID
“え、グリッドめっちゃ使ってるけどオススメに入らないの?!”
なんて言われそうですが

私がこれをおすすめしないのには理由があります

それは

筋の挫滅を引き起こすから

短時間(2,3分)で軽く行うくらいならいいですが、これを長時間、高頻度で行うと、徐々に皮膚が緊張し、つまめなくなり、深層の筋と癒着して筋の柔軟性が失われてしまいます。
組織の炎症、瘢痕化、線維化をもたらし、滑走性の低下を確実に悪化させます。
良いことは残念ながら全くありません・・・

これはテニスボールやゴルフボールも同じですね
GRIDは確かにやっているときは気持ちいいかもしれませんが、長く使うとパフォーマンスは落としてしまいます。
レース前に行うのは特にオススメできないです・・・
使うなら本当に短時間で済ませましょう

【まとめ】ケアアイテムも目的を持って使いましょう!

本当にたくさんのコンディショニンググッズがある中、何を選んでいいのかわからない人も多いと思います。
今回はその中でも間違いないと思える物を紹介しましたが、そのグッズがどんな効果があるのかなどをしっかり理解して使えると、自分の身体への理解も飛躍的に増していきます。

有効に活用できれば、毎日をベストコンディションで臨める手助けになるはずです!

最後までお読みいただきありがとうございます
この記事が良かったなと思った方は是非シェアしていただけたら嬉しいです

スポンサーリンク

ABOUTこの記事をかいた人

理学療法士、トレーナー、インソール/ランニングシューズマイスター 自身の陸上競技経験とランニングシューズオタクの知識、理学療法士としての医学的知識を活かして、出張でのオーダーメイドインソールの作成やランニングシューズの選び方、履き方について指導。年間200足以上のインソール作成やセミナー講師など大きく活動の幅を拡大中。