アスリートをサポートする栄養士ってどんな仕事しているの?? スポーツ専門管理栄養士の活動(合宿編)

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みなさんこんにちは
9月に入りましたね
夏の強化練習や合宿も一段落し、新人大会や全カレにむけてギアを上げていく選手も多いのではないでしょうか?!

Sports Connectersでは、スポーツ現場で活躍するトレーナーやセラピスト、管理栄養士が集まるグループです
月1の勉強会にはスポーツ現場で活動したいという学生さんや若い栄養士の方も来てくださいます。
特に栄養士でスポーツ現場に関わりたい人はたくさんいるようですが、なかなかどんなアクションをすれば良いのか、実際にはどんな形でスポーツ現場に関われているのかがわからない方が多いので、Sports Connecters発起人(船長という扱い・・・)である佐藤彩香の活動を少し紹介したいと思います。
管理栄養士がスポーツ現場でどのような想いでどのような活動をしているか、なんとなくでもイメージできるようになれば幸いです

スポーツ専門管理栄養士のつぶやき~合宿帯同を経て感じたこと~

帰りの新幹線。

色んなことを感じた数日間。

このチームに関わることの幸福感、責任感、言葉では表すことの出来ない感情で胸がいっぱいだ。

だからここに書き留めておきたい。

インカレに向けて、この一年間の集大成。この時のために努力してきた選手たちとの合宿。ここで個人の力はもちろん、チーム力を上げ、全員で勝利を掴みに行くのが狙い。

私は、そこの食事の面をサポートさせてもらうために富山へ。
ここのチームは今年で2年目。合宿帯同は初めて。そこで感じた選手たちの一人一人の想いに自分もこの仕事をやろうと思った初心に帰ることが出来た。

一人一人のスピーチがぐさぐさと胸に刺さった。緊張感、プレッシャー、興奮、不安、去年の悔しさ、感謝、色んな感情を抱えて頑張っている選手に、私も様々な感情がぐるぐるして混乱したことや、不安で押しつぶされそうになったこと、スポーツの世界に栄養士として初めて足を踏み入れた幸福感など色んなことがあったなーと思い返した。

選手の中には、このインカレが水泳人生最後の四年生をはじめ、得点が期待されているエース、水泳引退が決まった選手スタッフ、怪我で出れない選手…

色んな選手一人一人の背景があり、色んな気持ちを抱えながら一致団結しようとしている姿があった

寮生活で朝から晩まで泳ぎ続けた日々。

みんなには当たり前の毎日かもだけど、1つのことをこれだけ極めてやっていることは本当に凄いこと。
なかなかできない。

当たり前のことを当たり前のようにこなす選手に敬意が改めて生まれた。

そんな選手たちをサポートする私。

もっともっと勉強しなきゃ

もっともっと経験積まなきゃ

もっともっと選手を知らなきゃ

やるべきことがたくさんある。

そんな中

この合宿で栄養のレクチャーを最終日に行った。

テーマは、『テーパ期できるインナーケア』

そのレクチャーの終わりに、初めて選手へ自分の過去を話した。なんか話したくなった。こんな栄養士が側にいるんだよって。笑

栄養の知識をどれだけ身につけたって

ここまで極めてやってきた選手に伝えて、それが心にしっかり伝わらないと意味がない。ごまかしなんてきかないし、机上論では全く通用しなくて。

それをどう相手に伝えてるのか。

ここはコミュニケーション能力と言えばいいのかもしれないけど、結局は人間力。その人の話ならと思ってもらえるのかだと感じた。

こんな偉そうなこと言ってるけど、まだまだな私。だからどんどん人間力を上げていかないと、スポーツ現場の栄養士としては通用しないなと肌で感じた。

人間力を上げる

言葉では簡単に言えるが、指標なんてものもないし、何が正解かもわからないけど、そう感じた。

勝負の世界。

ここで、目ですぐに見えにくい栄養をメインとしてサポートするのであれば、なおさら人間力を磨き、長期的に選手と付き合える関係性を築くことが大事だから。

やっぱりどんどん現場に出ないと駄目だ。

初心に帰らせてくれた選手、このチームに感謝。本当にいい時間だった。

どうやったらスポーツ現場の栄養士になれますか?

こんな質問をよくしてもらえるようになったけど、私も知りたい(笑)

ただ1つ言えることは、

スポーツ栄養学だけを勉強していてはなれないと思う。

現場では即戦力が求められるから。

限られた時間で結果を出す選手のサポートに、たらたらしている時間はない。

じゃあ何をすればいいの?って思うかもだけど、それはあり過ぎて(笑)

ただ絶対言えることは現場に出る!

そこで感じたことを行動で示して、今日より明日を選手がいい状態に迎えられるように努力すること。

現場にはどうやって出るの?

本気で出たかったら、出れる!

周りでスポーツをしているチームに栄養サポートさせてくれって営業すればいい。
強くなりたいと思ってるチーム片っ端から当たれば1つくらいヒットするだろう。(私の100件テレアポのことはまた触れるとして 笑)

なかなかまとまらないけど、

スポーツ現場の栄養士という仕事は本当に素敵な仕事だ。

そして仕事が素敵なものだと感じさせてくれる選手、チーム、スポーツというものに感謝。

なんとなく勝つのではなく、

確実に勝つためには、食事が大事になると思う。

それをもっと選手に知ってほしいし、

それを伝える栄養士も増えてほしい。

まだまだやれることはたくさんだ!

本当に素敵な合宿の時間だった。

 

この記事の内容はスポーツ専門管理栄養士の佐藤彩香が実際に合宿で感じたことをブログにしたものをリライトしたものです
少しでもスポーツ現場に関わりたい気持ちがある人は、是非行動してください!
もしなにをして良いのかわからない人は、是非スポコネの勉強会に来てください
(メッセージだけで教えを請うなんてのはこの業界では通じません)
本気の人に会えるのを楽しみにしています

最後までお読みいただきありがとうございました
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ABOUTこの記事をかいた人

理学療法士、トレーナー、インソール/ランニングシューズマイスター 自身の陸上競技経験とランニングシューズオタクの知識、理学療法士としての医学的知識を活かして、出張でのオーダーメイドインソールの作成やランニングシューズの選び方、履き方について指導。年間200足以上のインソール作成やセミナー講師など大きく活動の幅を拡大中。